そもそも「ファブリックの爪とぎ」ってどんなもの?

爪とぎ選びで「布っぽいおしゃれなのがいいな」と思っても、いざ探すと種類が多くて迷ってしまいますよね。

ここでつまずく方は、本当に多いです。

まず整理しておくと、「ファブリック」と呼ばれる爪とぎには、ざっくり2つの意味があります。

  • ファブリック調のデザイン……側面や土台が布のような質感で、家具のようにお部屋になじむタイプ
  • 布・フェルトを使った素材……表面や一部にやわらかい布地(フェルト=羊毛などを固めた不織布)を使ったタイプ

「ファブリック」は布地全般を指す言葉。
爪とぎでは、この“布っぽさ”を活かして、インテリアにとけこませる工夫がされているんです。

正直なところ、猫が実際に爪を研ぐ面は、段ボールやサイザル麻(丈夫な天然の麻繊維)であることが多め。

布はあくまで「見た目」や「くつろぎ」を担当し、研ぐ部分はしっかり別素材、という組み合わせが定番になっています。

猫は「布」で爪をとぐ? 専門店の本音

「せっかく布張りの爪とぎを買ったのに、そこでは研がずソファでバリバリ……」——そんな経験、ありませんか?

専門店としてお伝えすると、猫が研ぎやすい素材には好みがあります。

爪が“ひっかかる”手ごたえのある段ボールやサイザル麻を好む子が多く、ツルッとした布地だけだと研ぎにくいと感じる場合も。

だからこそ、ファブリック系を選ぶときは 「布の見た目 × 研げる素材」の両立 がポイントになります。

  • 研ぐ面が段ボールや麻でできているか
  • 布地はくつろぎ・インテリア担当として使われているか
  • 愛猫がふだん好む研ぎ方(立てて研ぐ/寝そべって研ぐ)に合うか

このあたりを押さえておくと、「見た目はいいのに使ってくれない」を避けやすくなります。

はじめの一台に選びやすいのが、布の質感と研ぎ面を上手に両立させたベッドタイプ。

ファブリック調がおしゃれ♪ 楕円形ロータイプ猫用麻爪とぎベッド

ファブリック調がおしゃれ♪ 楕円形ロータイプ猫用麻爪とぎベッド

¥2,320税込

ファブリック調の側面に、編み込んだ麻の研ぎ面を合わせた低めのベッド型。
高さがひかえめなので、子猫やシニアの子でも乗り降りしやすい設計です。

もっと“布のくつろぎ感”がほしい子には、こんなソファ型も。

毛毡布張り猫の爪研ぎソファ型ベット 大型対応

毛毡布張り猫の爪研ぎソファ型ベット 大型対応

¥2,880税込

背もたれのあるソファのような形で、研ぎ面には段ボールを使ったタイプ。
研いだあとそのままごろん、と休憩スペースにもなります。
大きめの子にも合わせやすい幅広めのつくり。

インテリアになじむ「ファブリック調」の選び方

「猫グッズって、置くとどうしても“生活感”が出る」——ここに悩む方、意外と多いんです。

リビングの真ん中に置くものだからこそ、色や形は妥協したくないですよね。

選ぶときは、次の3つをゆるく意識すると失敗しにくいです。

  • 色:床やソファと近いトーン(ベージュ・ブラウン・グレー)は、置いても悪目立ちしにくい
  • 形:直線的で家具っぽいシルエットは、インテリアの一部として溶け込みやすい
  • 素材の見え方:木製フレーム+布・麻の組み合わせは、ナチュラルな雰囲気と好相性

たとえば、布のようなやわらかい柄で“家具の顔”をしてくれるのがこちら。

さわやかボーダー柄 おもちゃ付き木製脚の猫用爪とぎソファ

さわやかボーダー柄 おもちゃ付き木製脚の猫用爪とぎソファ

¥2,580税込

さわやかなボーダー柄と木製の脚で、まるで小さなソファのような一台。
脚付きで床から少し浮くので、通気性の面でも扱いやすいデザインです。

「もっとインテリアに寄せたい」なら、家具そのものみたいなドーム型という手も。

まるでインテリア♪ 家具のように馴染む木製ドーム爪とぎ

まるでインテリア♪ 家具のように馴染む木製ドーム爪とぎ

¥5,560税込

ペット用品っぽさを抑えた木製ドームで、屋根とハウス内の2か所で爪が研げるタイプ。
下段はふかふかクッション付きの隠れ家ベッドになっていて、見た目と使い勝手のバランスがとれた一台です。

やわらかなフェルトの風合いが好きな子には、こんな選択肢も。

遊べてくつろげる♪ 爪とぎボール付きコンパクト猫タワー

遊べてくつろげる♪ 爪とぎボール付きコンパクト猫タワー

¥4,380税込

天然木とフェルト素材を組み合わせた、コンパクトな爪とぎタワー。
3連ボールと斜めボードで、猫が好きな体勢で研ぎやすい工夫がされています。
高さ低めで倒れにくいのも、うれしいところ。

「ファブリック家具で研がれて困る」ときは?

ここまでは“布っぽい爪とぎ”の話。
でも実は、「ファブリック」で検索する方の中には、逆の悩みを抱えている方もいます。

そう、布のソファやカーテンで研がれてしまう、というお困りごと。

お気に入りの家具が、気づけば糸くずだらけ……つらいですよね。

猫が家具で研ぐのは、いたずらではなく自然な習性。

爪のお手入れや、自分のにおいをつけるマーキング(縄張りのしるしを残す行動)の意味があります。
だから「叱ってやめさせる」より、研いでいい場所を用意して誘導するほうが、無理がありません。

ソファの角やカーテン近くの壁で研ぐ子には、その場所を守れる壁掛けタイプが向いています。

家具を保護!壁掛け猫用サイザル麻爪とぎマット・ブラウン

家具を保護!壁掛け猫用サイザル麻爪とぎマット・ブラウン

¥2,200税込

壁や家具の傷防止に使いやすい、サイザル麻の壁掛けマット。
研がれて困る場所のそばに設置することで、猫の“ここで研ぎたい”を上手に受け止めてくれます。

置き場所のコツは、「今よく研いでいる場所のすぐ近く」に置くこと。

猫は研ぎ癖(いつも同じ場所で研ぐクセ)のある場所を好むので、遠くに新しい爪とぎを置いても、なかなか移ってくれないことがあります。

もし急に研ぐ場所や回数が変わった、爪の様子がいつもと違う——そんなときは、体調のサインの可能性もあります。
気になる場合は動物病院(獣医師)にご相談ください。

まとめ

最後に、ファブリックの爪とぎ選びのポイントを整理します。

  • 「ファブリック」には“布調のデザイン”と“布・フェルト素材”の2タイプがある
  • 猫が研ぐ面は段ボールや麻が多め。
    見た目の布 × 研げる素材の両立で選ぶと失敗しにくい
  • インテリア重視なら、色・形・素材の見え方を、お部屋のトーンに合わせて
  • 布家具で研がれて困るときは、その場所の近くに壁掛けなどで“研いでいい場所”を用意

見た目も、うちの子の使い心地も。
どちらも大切にしながら、あなたと愛猫にちょうどいい一台が見つかりますように。

迷ったときは、愛猫がいつもどんな体勢で、どんな素材で研いでいるかを思い出してみてください。
それが、いちばんの選ぶヒントになります。